本記事は、
2004年3月31日
に発行した「ネットワーク大事典」を基に掲載しております。内容は発行時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
米国の大手総合メディア企業。前身は2001年1月に,米アメリカ・オンライン(AOL)と旧タイム・ワーナーが合併して誕生したAOLタイム・ワーナー。
インターネット・サービス「アメリカ・オンライン」,24時間ニュース「CNN」,音楽・映画事業,CATV事業などを展開する。最近は,AOL部門の業績不振や不正会計処理問題の表面化で経営が混乱。2003年5月にAOL創業者のスティーブ・ケース元会長が辞任するなど,旧AOL経営陣を一掃して経営再建に取り組んでいる。2003年9月には,社名を合併時のAOLタイム・ワーナーからタイム・ワーナーに変更した。
AOLとタイム・ワーナーは合併以前から日本国内市場へも積極的に参入。AOLは1996年,三井物産,日本経済新聞社と合弁でAOLジャパンを設立し,97年4月から国内向けインターネット・サービスを開始した。タイム・ワーナーはCATV事業で,伊藤忠商事や東芝などと合弁でCATV統括運営会社(MSO)「タイタス・コミュニケーションズ」を設立。98年7月には,東芝,日本テレビ放送網と合弁で映像ソフト供給会社「トワーニ」を設立した。
ただし,AOLジャパンは2000年12月にNTTドコモが資本参加,筆頭株主になり,2001年1月に「ドコモAOL」に社名を変更。それでも事業をてこ入れできず,NTTドコモは2003年12月に合弁を解消した。ドコモAOLは再び「AOLジャパン」に社名を変更し,タイム・ワーナーの全額出資子会社として事業を継続している。
一方,タイタス・コミュニケーションズは2000年9月,米マイクロソフトなどが出資するMSOのジュピターテレコムに統合され,タイム・ワーナーは事実上,日本のCATV事業から撤退している。
2001年12月には米ヒューレット・パッカードなど6社と,複数のWebサーバーへのシングル・サインオン・システムを開発する業界団体「リバティー・アライアンス・プロジェクト」を設立した。