子供から大人まで、知識がなくてもプログラミングを楽しめる「スクラッチ」。夏休みを利用して、シューティングゲームのプログラム作りに挑戦してみよう。

 パソコンはそこそこ使えるけれど、プログラミングはちょっと難しそう。ましてやゲームを作るなんて──。いえいえ、諦めるのは早い。「Scratch(スクラッチ)」を使えば、子供から大人まで、とても簡単にゲームプログラミングを楽しめる。

 スクラッチは、米マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボが開発して無償で提供するプログラミング環境(図1)。Windowsパソコンやアップルの「Mac」などで利用できる。最新版のスクラッチは、ウェブアプリケーションとして提供されているので、ウェブブラウザーでスクラッチのサイトにアクセスするだけで、すぐにプログラミングを始められる(図2)。

ウェブブラウザーからすぐに使える
ウェブブラウザーからすぐに使える
図1 「Scratch(スクラッチ)」の最新版は、ウェブブラウザーで利用できる。画面左にあるステージに表示された「スプライト」に対する指示を、「ブロックパレット」から選んで「スクリプトエリア」に並べていくことで、スクリプト(プログラム)を作成できる
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スクラッチのサイトにアクセス
スクラッチのサイトにアクセス
図2 ウェブブラウザーでスクラッチのサイトにアクセスし、画面の左上にある「作る」をクリックすると、図1の画面になる。画面右側にあるヘルプウインドウにスクリプトエリアが隠されていることがある。その場合は、ヘルプウインドウの左上の⊗をクリックして閉じよう
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