「容量不足のエラーが出てファイルが保存できない」という状況に陥ったとしても、慌てる必要はない。Windows上にはいつの間にか蓄積されてしまった不要なファイルがいくつもある。これらを削除すれば、数GBの空き容量がすぐに確保できるからだ。即効性のあるファイル削減テクニックを紹介しよう。

 まずは「ごみ箱」。パソコンを長年使っている人ならご存じの通り、削除したファイルは、まずごみ箱に入り、いったん保存される。「ごみ箱を空にする」と、ファイルは完全に削除され、空き容量が増える。

 できるだけ空き容量を増やしたいなら、ごみ箱のプロパティ画面で「ごみ箱にファイルを移動しないで、削除と同時にファイルを消去する」を選べばよい。これでは不安に感じる場合は、ごみ箱の最大サイズを減らそう(図1)。最大サイズは、初期状態でドライブ容量の5~10%となっている。最大サイズを2GBに設定するなら「2048」と入力する。

図1 Windowsのファイル操作で削除したファイルは「ごみ箱」の中にいったん保存される。この「ごみ箱」を空にすることでドライブの空き容量を増やせる。完全にファイルを消去することに抵抗がある場合は、ごみ箱の最大容量を減らす
図1 Windowsのファイル操作で削除したファイルは「ごみ箱」の中にいったん保存される。この「ごみ箱」を空にすることでドライブの空き容量を増やせる。完全にファイルを消去することに抵抗がある場合は、ごみ箱の最大容量を減らす
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