パソコンは意外に汚れやすい。端子類、排気口や吸気口といった所はほこりがたまりやすい。また、外装や画面、キーボードなどはほこりのほか触ることによる手の脂でも汚れる。汚れたまま使っていると、予期せぬトラブルが発生することもあるので、トラブルを避けるためにも、こまめに掃除しよう。

 まずはUSBやSDカードスロットなどの端子類から見ていこう。コネクターやカードを頻繁に抜き挿しするため、特に汚れる。ほこりやゴミもたまりやすい部分だ。端子の内部が汚れていると、最悪の場合、接触不良が発生して周辺機器を認識しない、音が鳴らない、SDカードを認識しないといったこともある(図1)。端子にたまったほこりやゴミは、エアダスターで取り除こう。端子に向けて軽く1~2回吹くと、端子内部のほこりやゴミを除去できる(図2)。

●汚れやすい端子を簡単に清掃
●汚れやすい端子を簡単に清掃
図1 USB端子やヘッドホン端子、SDカードスロットは、コネクターやカードを頻繁に抜き挿しするため、汚れがたまりやすい
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図2 端子に付着したほこりやゴミをエアダスターで取り除く。エアダスターに付属するノズルを使うと掃除しやすい。写真は「ダストブロワーAD-152A」(エレコム、実勢価格570円)
図2 端子に付着したほこりやゴミをエアダスターで取り除く。エアダスターに付属するノズルを使うと掃除しやすい。写真は「ダストブロワーAD-152A」(エレコム、実勢価格570円)
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 USB端子やSDカードスロットは、内部の接触面もきれいにしておこう。どちらも端子内部が入り組んでおり、外からでは磨きにくい。そこで、専用のクリーニングキットを使うと便利だ(図3図4)。専用のクリーニングキットは、USB端子やSDカードの形状をしており、端子やカードスロットに何度か抜き挿しするだけで、自然と汚れが落ちる(図5)。

図3 USB端子は清掃キットを抜き挿しする。写真は「USBポート用クリーナー」(サンワサプライ、実勢価格780円)
図3 USB端子は清掃キットを抜き挿しする。写真は「USBポート用クリーナー」(サンワサプライ、実勢価格780円)
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図4 SDカードスロットの清掃キットもある。写真は「SDスロット用クリーナー」(サンワサプライ、実勢価格780円)
図4 SDカードスロットの清掃キットもある。写真は「SDスロット用クリーナー」(サンワサプライ、実勢価格780円)
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図5 USB端子とSDカードスロットの汚れを除去した。クリーニングキットに汚れがかなり付着しているのが分かる
図5 USB端子とSDカードスロットの汚れを除去した。クリーニングキットに汚れがかなり付着しているのが分かる
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