セイコーエプソンの「GT-S650」は、コンパクトで税別1万円を切るフラットベッドスキャナーだ。センサーは読み取り解像度4800dpiのCISを搭載し、USBバスパワーで駆動する。厚さ39mmのスリムなボディーは従来モデル「GT-S640」より容積比で28%も小型化した。重さは1.5kgと軽量で、縦置きスキャンも可能。同社のコンシューマー向けフラットベッドスキャナーのラインアップでは、最も軽量・小型で低価格という位置付けの製品である。
大量の原稿を自動で読み取るシートフィード型ドキュメントスキャナーや、プリンターとスキャナーが一体となった複合機が普及している昨今、「単体で動作するフラットベッドスキャナーの存在意義はあるの?」と疑問を持つ人もいるかもしれない。フラットベッド型スキャナーには、他の製品にない魅力があるはず。今回は、その魅力を再確認する目的も兼ねながら、GT-S650の使い勝手や性能、従来機から変更されたポイントをチェックした。
●GT-S650の主な仕様 |   |
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センサー | カラーCIS |
光源 | RGB3色LED |
光学解像度 | 4800dpi |
最大原稿サイズ | A4、USレターサイズ |
読み取り階調 | RGB各色16bit入力/8bit出力 |
インタフェース | USB2.0 |
サイズ | 幅249×奥行き364×高さ39mm |
重さ | 約1.5kg |