ウエアラブル端末の開発に欠かせないのが、頭脳となるプロセッサーの小型化だ。2015年1月、米国で行われた展示会「2015 International CES」において、インテルはボタンサイズの「Curie(キュリー)」を発表した(図A図D)。

図A 丸いボタン状のモジュール内にある、小さな四角いチップがCurieの本体だ
図A 丸いボタン状のモジュール内にある、小さな四角いチップがCurieの本体だ
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図B 「2015 International CES」で、「Curie(キュリー)」を発表する米インテルのブライアン・クルザニッチCEO
図B 「2015 International CES」で、「Curie(キュリー)」を発表する米インテルのブライアン・クルザニッチCEO
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図C Curieプロセッサー本体を鉛筆と比較した写真。小指の先に載るほどのサイズだ
図C Curieプロセッサー本体を鉛筆と比較した写真。小指の先に載るほどのサイズだ
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図D CESの発表会場には、サングラスなどを扱う米オークリーのコリン・バーデンCEOも登場し、インテルとの協業を発表した
図D CESの発表会場には、サングラスなどを扱う米オークリーのコリン・バーデンCEOも登場し、インテルとの協業を発表した
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 同社でIoTイノベーション - APJ DCS事業開発マネージャーを務めるデイビッド・フォード氏は、「これからIoT(Internet of Things)が本格的に始まると思っている。IoTの中にはウエアラブルがあって、そこで利用できるより小さなプロセッサーを開発した」と語る(図E)。

図E インテルIoTイノベーション - APJ DCS事業開発マネージャーのデイビッド・フォード氏
図E インテルIoTイノベーション - APJ DCS事業開発マネージャーのデイビッド・フォード氏