ハードディスクやUSBメモリーの代わりにファイルを保管し、複数台のパソコンやスマホ、ほかのユーザーとも共有できるオンラインストレージ。これまで紹介した3つのサービスを組み合わせ、ファイルの保管や受け渡しに役立つ方法を紹介する。

 これまでオンラインストレージとして、「OneDrive」「Googleドライブ」「Dropbox」という3つのサービスを紹介してきた。最終回では、これらの併用を含めた、便利な活用法を紹介しよう。

重要フォルダーを常時同期

 最初の活用法は、重要なフォルダーを同期させること。重要なフォルダーとは、作業中のファイルを置いたりする「デスクトップ」、ファイルの標準保存先となる「ドキュメント」、大切な写真を保管している「ピクチャ」だ(図1)。

●役割を決めて重要ファイルを丸ごと同期
●役割を決めて重要ファイルを丸ごと同期
図1 3つのオンラインストレージを併用すれば、無料容量の合計分まで使える。その場合、サービスごとの役割を決めておこう。例えば、「デスクトップ」「ピクチャ」「ドキュメント」の各フォルダーを、別々のオンラインストレージで同期させるといった使い方もある
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 これらを3つのサービスで同期させる。バックアップという目的もあるが、複数台のパソコンやスマホを利用している人なら、端末間でファイルを同期でき、いつでも同じにできるのが利点だ。