パソコンを使い慣れてくると、細かなトラブルが気になってくる(図1)。作業中にふと現れる意味の分からないメッセージ、定期的に現れるWindowsの再起動警告、操作に一貫性がないアイコンのタスクバー登録。どれも実用上は問題ないものの、できることならスッキリと解決しておきたいトラブルだ。

●使い込むと気になり始める細かな不満やトラブル
●使い込むと気になり始める細かな不満やトラブル
図1 パソコンの操作に上達してくると気になりだす細かなトラブルの例。「そのうち対処しよう」と思っている症例があれば、この機会に直してしまおう
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 こうしたささいなトラブルは意外と修正に手間がかかる。専用の設定画面が用意されておらず、Windowsの詳細な設定を直接変更する「レジストリ エディター」や、WindowsのPro版以上にしか備わっていない「ローカル グループ ポリシー エディター」などの高度なツールを使うことになる(図2)。

●設定の変更には上級者向けツールを使う
●設定の変更には上級者向けツールを使う
図2 Windowsの細かな設定を変更するには、ツールも上級者向けのものを使う場面が増えてくる。大事な設定項目が並んでいるので、関係ない部分を触らないように注意しよう
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 特にレジストリの書き換えミスはWindowsの不調に直結する。図3で紹介しているバックアップの手順を覚え、次ページから何度か登場するレジストリの変更作業の前に、元の設定値を退避しておこう。

●レジストリ エディターは操作の前にバックアップを取る
●レジストリ エディターは操作の前にバックアップを取る
図3 レジストリの書き換えミスはWindowsの不調の原因となる。元の設定値を正しくメモするのは大変なので、操作の前にバックアップを取る習慣を身に付けるようにしよう
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