消したくないデータはDドライブに

 2台のHDDを搭載したパソコン、あるいは外付けHDDを所有しているユーザーなら、ファイルは可能な限り“D”ドライブに移すのがスマートだ。動作に支障がないファイルを除いてDドライブに移せば、簡単にCドライブの空き容量不足を解消できる。ただ、できたファイルをその都度Dドライブに転送するのは非効率だ。ファイルをよく作成する場所をDドライブに変更するとよい。

保存先の指定は要注意

 最優先候補は、個人データがたくさん保存される「ドキュメント」などの特殊フォルダー。こうしたフォルダーはプロパティ画面で保存先を変更できる(図1)。保存先にはDドライブ内に作ったフォルダーを指定すること。Dドライブそのものを指定するとファイルがそのまま展開され元の場所に戻せなくなる。

●ユーザーデータの大半は移動可能
●ユーザーデータの大半は移動可能
図1 ユーザーデータが入った「ダウンロード」や「ドキュメント」などの特殊なフォルダーは保存場所を変更できる(左)。フォルダーの右クリックメニューで「プロパティ」を選び「場所」タブにある「移動」ボタンをクリック。ダイアログでフォルダーを新規作成して保存場所に設定すればよい(右)
[画像のクリックで拡大表示]