NECのノートパソコンは、「LAVIE Note」と「LAVIE Hybrid」の2つに分類できる。

 LAVIE Noteは、家庭内での利用を想定し、さまざまな用途に利用できる15.6型のノートパソコンだ。これに対し、持ち運びを重視し、薄型で軽量なノートパソコンをLAVIE Hybridと呼ぶ。

 LAVIE Hybridはさらに、ノートパソコンから画面部分を分離することでタブレットとしても利用できる「LAVIE Hybrid Standard」と、薄型で持ち運びを重視した「LAVIE Hybrid ZERO」の2つに分かれる。今回注目するのは後者の「LAVIE Hybrid ZERO」。13.3型の大型で高解像度液晶を搭載しつつ、重量が1kg未満と軽いのが特徴だ。

LAVIE Hybrid ZEROは3機種。搭載するCPUや、ディスプレイの種類、動作時間や重量が機種によって異なる。これらの3機種のほかに、搭載するOSやSSDなどを個別に選択できる「LAVIE Direct HZ」も販売している。
LAVIE Hybrid ZEROは3機種。搭載するCPUや、ディスプレイの種類、動作時間や重量が機種によって異なる。これらの3機種のほかに、搭載するOSやSSDなどを個別に選択できる「LAVIE Direct HZ」も販売している。
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機種によって仕様は大きく変わる

 LAVIE Hybrid ZEROは「HZ550/CAB」「HZ650/CABシリーズ」「HZ750/CAB」の3機種からなる。機種によって搭載するCPUやディスプレイの種類、重量、駆動時間などが異なる。

 CPUは、HZ550/CABとHZ650/CABシリーズがIntel Core i5-5200Uを、HZ750/CABが上位のIntel Core i7-5500Uを搭載する。どちらも開発コードネーム「Broadwell」と呼ばれる第5世代のCPUだ。最新のCPUではないが、どちらも性能は高い。CPUコアを2コア搭載し、ハイパースレッディングにより4スレッドの処理を同時実行できる。動作周波数は、Core i5-5200Uが2.2GHz。負荷時でCPUに余力があるときは、ターボブースト機能により2.7GHzまで上昇する。上位のCore i7-5500Uは動作周波数が高い。通常は2.4GHzで動作し、ターボブースト時は3GHzで動作する。動作周波数のほかに、キャッシュの容量も異なる。Core i5-5200Uの容量が3MBに対し、Core i7-5500Uは4MBと多い。

 起動ドライブは、すべて128GBのSSDを搭載する。SSDの接続方法もSerial ATAで同じだ。直販モデルでは、大容量のSSDや、Serial ATA接続のSSDより高速なPCI Express接続のSSDも選択できる。