展示会で配布する資料やパンフレット、Facebookに投稿するイベント案内、製品紹介のブログ記事……など、企業活動では、ある程度のデザインが求められる紙やWebコンテンツは少なくない。一定以上のクオリティを求めるなら、デザイナーに頼むのが一般的だが、今回紹介するCanva(カンバ:https://www.canva.com/)を使えば、その必要は減るかもしれない。Canvaは、テンプレートベースでデザインするツールとして、非常に完成度が高い。唯一、日本語フォントに未対応という弱点はあるが、それを差し引いても、ぜひ試してほしいデザインツールだ。
テンプレートベースのデザインツールの進化形
Canvaは、ポスターやチラシ、プレゼンデータ、FacebookやTwitterの投稿……等々をテンプレートベースでデザインするツールだ。その特徴は、デザインのクオリティが高いことだ。そのクオリティの高さは、一度、使ってみればすぐにわかるだろう。
テンプレートをはじめとする素材の数も膨大だ。画像とテキストを組み合わせたさまざまなテンプレート、図形やイラスト、アイコン、写真等が膨大に用意されている。フリー素材も多いが、有料素材を多数用意することで、むしろビジネスでも安心して使える高い品質を維持したサービスとなっている。
テンプレートベースのデザインツールは少なくないが、Canvaはその1つの完成形に近いと思う。唯一、日本語への対応が十分とはいえないが、表示は可能なので、弱点を知ったうえで利用すれば、ビジネスでも十分活用できるだろう。デザイン会社はもちろん、企業のデザイン部門、広報部門、あるいは営業部門など、デザインが必要になる部門・ビジネスパーソンにとっては、とても有用なサービスだ。