ある日、ダンナが筆者に、「オレの電話、ソフトバンクからIIJmioに替えようよ」と言った。それまで、夫婦ともども、ソフトバンクのホワイトプラン+2段階の料金設定のデータ通信をセットで契約していた。iPhoneの割賦は終わっているのと、データ通信はほとんど使わないようにして2段階の下の料金で抑えているために、1回線当たり平均して2500円程度で収まっていた。しかも、ソフトバンク携帯電話への通話と家族の通話が掛け放題になるので(家族は24時間、ソフトバンク携帯電話へは午前1時~午後9時)、それはそれでOKかな、と筆者は考えていた。

スマホの契約をソフトバンクからIIJmioへ替えたいというダンナ

 しかも、筆者は、このコラムで何回か書いているように、筆者の母親との連絡にこのソフトバンクの「ホワイト家族24」での無料通話が不可欠なのだった。

 ところが、筆者とダンナの連絡はほとんどiPhoneのiMessageを使ってテキストメッセージで済ませている。音声通話の必要があれば、これもiPhoneのFaceTimeの音声通話機能を使って掛けている。友だちなどとの連絡もほとんどテキストメッセージだ。だから、ソフトバンクの契約でなくてもいいじゃないか、というのがダンナの論理だ。

 具体的には、ソフトバンクの契約をやめて、インターネットイニシアティブの「IIJmio」で契約しているファミリーシェアプランの3枚のSIMのうちの1枚に、ソフトバンクからMNP(番号ポータビリティ)して使いたい、というわけだ。

 そうなると、彼のソフトバンクの約2500円の月額料金が削減、IIJmioの契約には、電話機能の基本料金である700円がプラスされることとなる。「これって結構な節約にならない?」と彼は言う。

 ソフトバンクの契約はiPhone 4S。これはソフトバンク版の端末であり、IIJmioのSIMカードは使えない。IIJmioへの変更に伴い、SIMロックフリー版かNTTドコモ版のiPhoneを入手しなくてはならない。