直井研究員(以下:直井):所長、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

平野所長(以下:平野):こちらこそ、よろしくね。

直井:それにしても所長、新年早々とても忙しそうですね。

平野:休みが明けると、仕事もたまっているからね。

直井:そうかもしれませんが。

平野:休み中は、じっくり時間を取って、2015年の活動やビジネスメール教育の未来について考えることができたよ。いろいろと考えたいことがあったからね。

 通常、仕事に追われていると、どうしても、じっくりと考える時間が取れず、後回しにせざるをえないことも多々ある。お正月休みのように、まとまった休みのときこそ、考える時間にしようと思ってね。それにしても、良い時間だったよ。いろいろとアイデアが浮かんで、やりたいこと、やるべきことも整理できたよ。定期的に、集中した時間をとって考えることは大切だね。1月から、やらなければならないことがいっぱいだよ。

直井:所長、気合いが入っていますね。

平野:直井さんにも頑張ってもらうよ。

直井:私はお正月気分が抜けたらお知らせするので、少し時間をください。

平野:そんなのんきな……。今日から全力で頼むよ!1月に、どのような行動を取るかが、1年を占うと言っても過言ではないと思っているよ。1月の仕事にスタートダッシュをかけよう。ほら、質問が来ているよ。


送信者名:fujita@example.com
TO:ビジネスメール研究所 info@example.co.jp

件名:ビジネスメールに関する質問

ビジネスメール研究所
平野様
直井様

お世話になっております。
○○株式会社の藤田と申します。

仕事の取引先とのメールの書き方について質問があります。

年賀メールを送ったところ、相手から返信が来たのですが、
「こちらこそ、今年もよろしくお願いいたします」という言葉の他に
昨年末に提案した企画について、お断りが書いてありました。

年賀メールに返信をいただいたら、次につなげる言葉を書いて
コミュニケーションを続けることを考えていたのですが
どのように返信したらいいか迷っています。

できれば、お断りの理由について聞きたいのですが
うまい聞き方があれば教えていただけないでしょうか。

よろしくお願いいたします。

(署名省略)

直井:取引先に年賀メールを送って、その返信をいただいたところ、提案のお断りの言葉が一緒に添えられていたので、どのように返信したらいいか分からない、というご相談ですね。

平野:そのようだね。