直井研究員(以下、直井):所長〜。発表が終わりました!

平野所長(以下、平野):ビジネスメール実態調査だね。お疲れさま。1カ月間の準備に、1カ月間の調査実施、そして1カ月間の分析。まるまる3カ月だもんね、本当に長かったよ。

直井:はい。これだけ時間をかけたからこそ、今年も面白い結果が見えてきました。

平野:この調査は、一般社団法人日本ビジネスメール協会が9年間連続で行っている調査だ。その分身である私たちとしても、この調査にかける思いは強いからね。

直井:はい。たくさんの方にご協力いただきました。有効回答数は1500です。今年もいろんな質問をしました。仕事におけるコミュニケーション手段の捉え方、失敗・不快なメールとはどのようなものか、返信が遅れてしまう理由、所長はいつ引退するのか、などなど。いろいろあるので数回に分けてご紹介します!

平野:最後の質問は余計だが……。定点観測をしているからこそ、その傾向に気が付くこともある。2014年の発表では、ビジネスメール教育の普及率は1割にも満たなかった。それが今年はどうなったのかも気になる。

直井:私は新しい質問項目の「ビジネスメールを送るときに悩む相手」が興味深かったです。

平野:楽しみだね〜〜。じゃあ、そこから説明をしてもらおうかな。

直井:だめです!まずは今年の見出しにも使った「仕事で外部の人から初めて連絡をもらうとき、失礼だと思う手段」について解説をさせてください。