平野所長(以下:平野):直井さん、○○企画の遠藤さんから相談されている、イベントへの登壇の件。あれは、どんな状況かな?

直井研究員(以下:直井):実はまだ、遠藤さんから返事が来ていません。

平野:当初、イベントは4月に開催する予定だと言っていたよね。

直井:はい。そうです。

平野:だけど、日程を変更する可能性が高くなったということで、いったんストップという話だったよね。

直井:そうなんです。5月になるかもしれないけれど、4月に開催できるかもしれないと。

平野:どっちなんだろう。

直井:分かりません。日程が決まったら、また連絡しますとメールには書いてありました。だから、まだ決まっていないのだと思います。

平野:候補日として4月の平日を複数、仮押さえしているけれど、4月は研修シーズンで、研修講師の打診も多い。ちょうど仮押さえしている日に研修の相談も来ている。もし、その日に開催しないのであれば、いま来ている依頼を受けたいんだが。そろそろ決めてもらえないだろうか。とりあえず準備をストップしているから、状況を確認してね。

直井:分かりました。すぐに確認します。

(翌日)

平野:遠藤さんから連絡は来たかい?

直井:はい。メールの返信が来ました。


送信者名:遠藤恵一(○○企画) endou@example.com
TO:直井章子(ビジネスメール研究所) naoi@example.co.jp

件名:Re:セミナー登壇のご相談

ビジネスメール研究所
直井様

お世話になっております。
○○企画の遠藤です。

イベントの件、お待たせしており申し訳ありません。

現在、社内調整中でして、日程については
もう少しお時間をいただけますでしょうか。

4月に開催できるよう進めているのですが
5月の開催になる可能性も高まっております。

平野様のスケジュール仮押さえについては
解除していただくのがよいかと思います。

またご連絡しますので、
引き続き、よろしくお願いいたします。

(署名省略)

平野:う~ん、これは。