「数値の書式」で表示形式を調整する

 「数値の表示形式」とは、数値にカンマや円記号を自動的に付ける機能を指す。Excel for iPadでは「数値の書式」と呼ぶようだ。表示形式をちょちょいと調整するだけで、表の見栄えはぐんと高まるものである。

 「前回の場合だと、単価や販売価格には円マーク、それにカンマを付けたいとこだな」

 そうだな。設定はとっても簡単だ(図8-1)。ここでは「単価」に円マークとカンマを付けよう。まず、B列の列見出しをタップする。するとB列全体が選択状態になる。そうしたら、「ホーム」タブの「数値の書式」を選ぶ。

「数値の書式」を活用する
「数値の書式」を活用する
図8-1 B列全体に選択したあと「ホーム」タブ→「数値の書式」を選ぶと書式が一覧になる。円マークとカンマは「通貨」で付ける
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 「おいおい。B列には『単価』という文字も混じってるぞ。B列全体に適用して大丈夫なのか」

 大丈夫。この表示形式の対象は数値のみだ。「単価」のような文字列には影響を与えない。また、列全体に表示形式を設定するメリットは、これ以降、B列に数値を入力すると、自動的に円マークとカンマが付けられる点だ。