現場での情報管理にテーブルを活用する
「ふと気がついたのだが、Excel for iPadを使えば、店舗や倉庫といった現場で入力した最新の情報を、クラウドで他のメンバーと共有できるんじゃないか」
ん、今回はのっけからいきなり登場だな。しかし、いい着目点だ。確かにExcel for iPadとクラウドを連携させれば、現場から情報を送るだけでなく、最新の情報を現場でチェックできるだろう。ちなみにそうした用途には「テーブル」機能を使いたいものだな。
「テーブル機能って、以前紹介しなかったか」
ああ、紹介した。『第6回 テーブルで表の見栄えを一発で調整する』でのことだ。ただ、その回はテーブル機能が持つセルの装飾機能を使っただけで、テーブルが持つ本来の機能には触れていない。リアルタイムな情報共有に欠かせないのは、この本来の機能のほうだ。
では図13-1を見てもらうおう。こちらは商品販売を管理する表をテーブルにしたものだ。表をテーブルにするには「挿入」タブの「テーブル」を選べばよい。