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松浦晋也「人と技術と情報の界面を探る」

恐怖を超えて新しいアイデアで技術を使いこなせ

松浦 晋也=ノンフィクション作家 2015/05/25 PC Online

 前回、ドローンの規制の話を書いたが、実のところ日本においては新技術に対して「まず規制」という態度が顕わになることが過去にも何度もあったことに思い当たった。

 どうもここしばらくの日本社会は、新しい技術に対してまず「なんとなく怖い」あるいは「既存の秩序が壊れるのではないか」という反応を示し、防衛的に規制をかける傾向があるようだ。

 ところが、過去四半世紀ほどで、技術開発の速度は明らかに加速している。その根底に「半導体の集積密度は18〜24カ月で2倍になる」とするムーアの法則があることは間違いないだろう。設計・実装・制御・製造のすべての面にわたってコンピューターの利用が浸透し、かつては考えられなかったぐらい技術開発は加速している。

 こういう局面で、一番大切なのはビジョンとアイデアだ。「どんな社会にしたいか」「そのためにはどんなものが欲しいか」「欲求を具体化するとどんな製品になるか」――最初にあるのが「社会が何を求めているか」というマーケットありきの発想ではなく「自分がどんな社会に生きていきたいか」という個人から始まるところに注意してもらいたい。これまで存在しない新しい技術を世に出すのだから、マーケット・リサーチは役に立たないわけだ。

 その一方で、このような個人が抱くビジョンもアイデアも、必ずしも正しいとは限らないから、なるべく多様な発想で高速に試行錯誤を繰り返すことが必要である。

 しかし、社会の側が「なんとなく怖い」となってしまうと、高速の試行錯誤のサイクルが回らない。結果、どんどん新たな技術を取り込んでいく海外との格差が発生してしまう。

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