Windows 8の発表はニューヨークのタイムズスクエアで行われ、周囲の電光パネルなどがすべてWindows一色に。
Windows 8の発表はニューヨークのタイムズスクエアで行われ、周囲の電光パネルなどがすべてWindows一色に。
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 テクニカルプレビューがアップデートされるなど、次のWindowsについていろいろと情報が出てきました。今年の秋には出荷が始まるWindows 10ですが、なぜ「8」の次が「10」なのでしょうか?

 Windows 10となる理由についてインターネットを検索するといくつか理由を述べている記事があるようですが、筆者は、「9ではない」が答えだと考えています。数字の10は、10であって9ではありません。しかし、マイクロソフトが「Windows 9」を飛ばして「Windows 10」にしたのは、「これは、Windows 9ではない」という意味があるのだと考えています。プログラムのバージョンチェックで「Windows 98」や「Windows 95」と混同するという話は「完全に」とはいいませんが、正しくはありません。というのは、Windowsのアプリケーション内でのバージョンのチェックはカーネルのバージョン番号などで行うため、Windows 95とWindows 98を混同することはないからです。

 Windows 10に関しては、今年1月21日に米国で発表が行われました。その機能を紹介したのは、オペレーティングシステム担当のテリー・マイヤーソン氏(オペレーティングシステム事業部担当執行副社長)とジョー・ベルフィオーレ氏です。Windows 7と8に関しては、スティーブン・シノフスキー氏が開発を担当していましたが、同氏は、Windows 8(2012年10月出荷)の出荷直後にマイクロソフトを退職しています。このため、Windows 8.1(2013年6月)は、シノフスキー氏の後任となったジェリー・ラーソングリーン氏が担当しました。マイヤーソン氏がWindowsの正式担当になったのは、2013年の7月です。このため、昨年発表されたWindows 8.1 Updateは、マイヤーソン氏のもとで開発され、その開発責任者になったのが、ベルフィオーレ氏です。

Windows 7と8.0を開発したスティーブン・シノフスキー氏。これは、Windows 8の出荷発表で、Surfaceを紹介しているとき。
Windows 7と8.0を開発したスティーブン・シノフスキー氏。これは、Windows 8の出荷発表で、Surfaceを紹介しているとき。
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オペレーティングシステム担当のマイクロソフト執行副社長テリー・マイヤーソン氏。昨年のBuildコンファレンスの基調講演に登場したときのもの。
オペレーティングシステム担当のマイクロソフト執行副社長テリー・マイヤーソン氏。昨年のBuildコンファレンスの基調講演に登場したときのもの。
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