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 昨年12月にAndroid WearがアップデートしてLollipopベースになりました。本来Android Wearは、Lollipopベースと発表時には言われていたのですが、最初に登場した製品に搭載されていたのは、KitKatベースのものでした。どうも、Lollipop自体の開発が遅れたようです。このため、SDKなども暫定版となり、Watch Faceアプリなどを開発できないものになっていました。

 Android Wearは、時計形のウエアラブルデバイス用のオペレーティングシステムなので、そのSDKでWatch Faceアプリを作ることができないのは、非常に残念なことでした。ですが、標準搭載されているWatch Faceなどを解析し、いくつものWatch FaceアプリがPlayストアには登録されました。

 このWatch Faceアプリは、特殊なAndroidウオッチ用のアプリケーションですが、スマートウオッチのディスプレイに表示するアプリなので、必ずしも時計を表示する必要はありません。そういう意味では「時計アプリ」と呼ぶのもちょっと微妙だし、もともとAndroidにある「時計アプリ」と混同しそうです。とはいえ、腕につけている機器に時間が表示されないことには、ちょっとした違和感があり、やはり「時計」という意味は持っておきたいところです。そういうわけで「Watch Face」の翻訳に相当する「文字盤アプリ」と呼ぶことします。

 Android WearがLollipopベースにアップデートされ、正式に文字盤アプリを作ることが可能な新しいSDKも公開されました。また、正式な文字盤アプリに関しては、Playストアの以下のURLからアクセスが可能になっています。

https://play.google.com/store/apps/collection/promotion_3000f68_wear_watch_faces

 これ以外にも、文字盤アプリはいくつもあり、「Watch Face」で検索すれば、大量に表示されます。ただし、この場合、古いやり方で作られたアプリが混ざっている可能性もあります。