モバイルしていますか? スマートフォンの月額費用を節約できるMVNOサービスの普及と同時に、格安スマートフォンも徐々に登場してきました。通信会社のスマートフォンを購入して、MVNOサービスのSIMカードに差し替えて利用することも可能ではありますが、格安スマートフォンを購入して利用した方が、コストパフォーマンスが良くなります。

 この格安スマートフォンは、各社から発売されていますが、どの機種も1万円前後と、非常に安くなっています。この価格の秘密としては、ハイエンドスマートフォンと比較して、スペックを下げることで、価格を抑えているわけです。各通信会社で発売されている最新機種には、スペックでは大幅に劣りますが、使い方次第では、十分実用になります。今回は、1万円スマホを活用する方法をご紹介します。

 1万円スマホは、確かにスペックでは劣りますが、モバイル機器を20年近く使っているモバイルユーザーである私にとっては、スペックの低さは、あまり気になりません。古い話で恐縮ですが、20年前に、HP200LXというPDA(パーソナルデジタルアシスタント)を、内蔵メモリー2MBで運用をしていました。2GBではありませんよ!1000分の1の2MBです。このPDAを使って、テキストエディターでテキストを打ち、グレ電(公衆電話)からパソコン通信をしていました。最終的には、携帯電話経由でネット接続して、FTP経由でサーバーにアクセスして、HTMLを編集しながら、ホームページを更新していました。

 その時代に比べれば、1万円スマホは、2年位前の一般的なスマートフォンのスペックと変わりませんので、使い方次第で快適に利用ができます。今回は、ブックオフが2015年1月に開始したモバイルサービス「スマOFF」で、回線とセット販売されている「Acer Liquid Z200」を例にご紹介します。この端末の価格は、単体で1万円(税別)です。ブックオフ店頭やネットで販売されている機種です。

Acerの「Liquid Z200」。ブックオフ飯田橋東口店にて購入。店員さんも販売に慣れていない様子で、マニュアルを見ながら販売をしていました。
Acerの「Liquid Z200」。ブックオフ飯田橋東口店にて購入。店員さんも販売に慣れていない様子で、マニュアルを見ながら販売をしていました。
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