これまでのパソコンやモバイル機器は机の上に置くか、手に持って使うのが一般的だった。今後、そんなコンピューターの利用スタイルがガラリと変わるかもしれない。腕輪型やメガネ型など、体に身に着けて利用するウェアラブル機器が数多く登場してきたからだ(図1)。

●体や身の回りの道具に小型機器やセンサーを装着
図1 頭や腕などに身に着けてネット越しにデータをやり取りできる小型端末の開発が進んでいる。スポーツ器具に搭載する製品もある
図1 頭や腕などに身に着けてネット越しにデータをやり取りできる小型端末の開発が進んでいる。スポーツ器具に搭載する製品もある
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 スマートフォンやタブレットは携帯性が高まったといっても、利用する際にはポケットやかばんから取り出す必要がある。常時身に着けるウェアラブル機器であれば、ユーザーが意識しなくても自動でネットに接続し、情報をやり取りできる。スマートフォンの次のブームを創りだそうと、メーカー各社が競うように多種多様な製品を開発している。