新しいiPadが登場した。2011年春に「iPad 2」が登場して以来、約2年半ほど同じデザインの本体が採用されていたのだが、今回は外観を一新した久々のフルモデルチェンジだ。移り変わりの激しいIT製品で、これほど長く同じ本体を継続し、しかもよく売れ続けているのだから、アップルのすごさには頭が下がる。

 例えば、ライバルたるAndroidスマートフォンやタブレットを見てもしかり。他の製品は毎シーズンのようにデザインを変えて目新しさを打ち出してくる。これは、パソコンでも同様だ。

 ところが、Macは、高級で完成度の高いボディーを作ったら、長期間そのデザインを変えずに売り続ける。そうすることによって、単一ボディーの生産数が多くなり、結果、良いものを安く売れるという図式が出来上がるのだろう。ますます、ライバルとの差が開いていくわけだ。

 今回の新ボディーも恐らく2年程度は継続するに違いない。だからこそ完成度が気になるところだ。さっそく、微に入り細に入り、チェックしていくことにしよう。

 今回も実際に購入して大満足だった点と、失望したポイントもしっかり書いていくので期待していただきたい。写真で登場する白が個人的に購入したモデルだ。また、他の製品も個人所有で実際に使っているので、傷などがある点はご容赦いただきたい。

新登場のiPad Airは、一見普通のタブレットだがちょっと違う!
新登場のiPad Airは、一見普通のタブレットだがちょっと違う!
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本体のカラーは、白と黒。それぞれ背面のカラーはシルバーとスペースグレイの2色だ。
本体のカラーは、白と黒。それぞれ背面のカラーはシルバーとスペースグレイの2色だ。
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