15万人を超えるユーザーが、サービス終了の撤回を求めて嘆願書に署名したが…。この7月、Googleが提供してきたクラウドRSSリーダー「Googleリーダー」が終了した。同等に使い勝手のよいサービスがなかったため、多くのユーザーが対応に苦慮したようだ。

 ここに来て、クラウドサービスの終了が相次いでいる。これ以外にも、「KDrive」「gooメール」など、大々的に展開していたサービスの終了が目に付く(図1、図2)。パソコン用ソフトと違って、利用し続けられるかどうかはサービス事業者の決断ひとつ。ユーザーは受け身でいるしかない。

時間の猶予は与えられるにしても、終了は一方的に決まる
図1 最近終了したクラウドサービスの例。「Googleリーダー」は終了のアナウンスが残されているのみ(左図)。データはもう引き出せない。ネットストレージの「KDrive」は有料サービスも終了する
図1 最近終了したクラウドサービスの例。「Googleリーダー」は終了のアナウンスが残されているのみ(左図)。データはもう引き出せない。ネットストレージの「KDrive」は有料サービスも終了する
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●最近終了した、もしくは終了予定の主なクラウドサービス
図2 小規模なサービスの終了は、以前からあったが、2012年あたりを境に、多くの人が利用している、あるいは誰もが知っている著名なサービスの終了が目立つようになってきた。これに伴い、ユーザー側にも何らかの対策が常に必要となる
図2 小規模なサービスの終了は、以前からあったが、2012年あたりを境に、多くの人が利用している、あるいは誰もが知っている著名なサービスの終了が目立つようになってきた。これに伴い、ユーザー側にも何らかの対策が常に必要となる
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