3月31日にインターネットはダウンするのか?
Anonymousと名乗るハッカー集団は2月12日、「グローバルブラックアウト作戦」と呼ばれる攻撃でインターネット全体をダウンさせると宣言した。米国議会で審議されているSOPA(Stop Online Piracy Act: オンライン海賊行為防止法)、ウォール街、無責任な政治家と銀行家に抗議することが目的だとしている。手法は、13個のルートDNSサーバーを3月31日にダウンさせることだという。仮に成功すれば、各種のWebサイトにドメイン名でアクセスすることができなくなり、インターネットが事実上利用不可能になる。
セキュリティ専門家、Errata Securityのロバート・デイビッド・グラハム氏は「グローバルブラックアウト作戦」は現実的な話ではないとして、6つの理由を挙げている。
なお、Anonymousとされるツイッターからは、「グローバルブラックアウト作戦」は偽のAnonymousだとの発言があった。
マイクロソフトがFareitとPramroウイルスの駆除ツールを提供
マイクロソフトは2012年2月14日、FareitとPramroウイルスの駆除ツールの提供を開始した。
Fareitには、パスワードを盗み出すWin32/Fareit、重要情報を盗み取るPWS:Win32/Fareit、DDoS攻撃を実施するDDoS:Win32/Fareit.gen!Aが含まれている。Pramroはトロイの木馬タイプのウイルスで、スパムメールやWeb通信のプロキシーとしても機能する。
提供駆除ツールは、該当のWebページ以外にMicrosoft Updateや自動更新からでも入手できる。