東芝からREGZA(レグザ)ブランドのAndroidタブレット「REGZA Tablet AT300/24C」が発売された。OSはAndoroid3.1を採用しており、4月発表のAndroid3.0搭載機「AT300/23C」のアップグレードモデルに当たる。今回は使い勝手を中心にその特徴を見ていきたい。

Android3.1を採用した「REGZA Tablet AT300/24C」。実売価格は5万円前後。
Android3.1を採用した「REGZA Tablet AT300/24C」。実売価格は5万円前後。
[画像のクリックで拡大表示]

 基本性能は、CPUにNVIDIA製のデュアルコアプロセッサーTegra 2を採用。メモリーは1GBを搭載し、記憶装置に16GBのフラッシュメモリーを備える。液晶は10.1型サイズでボディーの厚さは15.8mm、重さは765gとなっている。
 
 パソコンの「dynabook」ではなく、テレビやレコーダーでお馴染みの「レグザ」ブランドの名を冠しており、特徴は何と言っても映像と音へのこだわりだ。液晶は1280×800ドットの高解像度で視野角も広い。独自の高画質化技術「レゾリューションプラス」を搭載し、解像度の低い映像も鮮明に映し出す。音声では薄型ステレオスピーカーを備え、音質を向上する「オーディオ エンハンサー」、騒音の多い環境でも聞き取りやすい音質に自動調整する「ノイズ エコライザー」など独自の補正技術を備える。

さらに、CPUの持つグラフィックス性能も高いので、ゲームから動画再生まで高い実力を発揮しそうだ。このほか、独自のアプリ「レグザAppsコネクト」を備えており、テレビやブルーレイレコーダーなど「レグザ」シリーズのリモコンとして使うこともできる。同じクラスのタブレットは多々あるが、特に音楽や映像コンテンツを気軽に楽しみたい人に向いている。