3月に発売されたNECの「LifeTouch NOTE」に待望の3G通信モデルが登場した。LifeTouch NOTEは、液晶ディスプレイとキーボードを持つAndroid搭載携帯端末。モバイルノートをさらに小さくしたようなサイズで、約699g~約723gと軽量で携帯性は抜群。日本語入力システムにATOKを採用し、パソコン用のものに近い配列のキーボードを搭載するなど、快適な日本語入力にこだわっているのが特徴だ。

 詳しい機能や使い勝手については、PC OnlineにWi-Fiモデルのレビュー記事があるので、そちらを参照してほしい。全部で3モデルあるが、4月末に追加された「NA75F/1Aシリーズ」はFOMAハイスピード対応の3G通信機能を備えたモデルだ。これにより無線LANの使えない屋外でも、携帯電話網を使ってインターネットに接続できる。今回は、この3G対応機を試してみたい。

7型のタッチパネル液晶とキーボードを持つ搭載携帯端末「LifeTouch NOTE」。OSはAndroid2.2。
7型のタッチパネル液晶とキーボードを持つ搭載携帯端末「LifeTouch NOTE」。OSはAndroid2.2。
[画像のクリックで拡大表示]

[画像のクリックで拡大表示]

インタフェースはMini-USBとSDカードスロットなど。外部機器の増設にはBluetoothも活用したい。
インタフェースはMini-USBとSDカードスロットなど。外部機器の増設にはBluetoothも活用したい。
[画像のクリックで拡大表示]

 面白いのは、この「NA75F/1Aシリーズ」はNTTドコモなどの携帯電話キャリアを通じて購入するのではなく、他のモデルと同じように一般の家電量販店などで購入できること。購入してからユーザーがドコモショップに持ち込み、通信契約を結ぶ仕組みだ。

 そのため購入時に2年間の契約縛りなどはない。最初は契約なしで無線LANで利用し、外出先で通信する必要が出てきてから契約してもよい。この「NA75F/1Aシリーズ」の使い勝手や、安く利用するコツを考えてみたい。