• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • PR

  • PR

  • PR

  • PR

  • PR

ニューストレンド

不運と不作為が招いたネットブック失速

Windows 7を機に単価上昇、ライバル製品も増え四面楚歌

金子 寛人=日経パソコン 2010/08/18 日経パソコン
出典:日経パソコン 2010年7月12日号
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
目次一覧

 メーカー各社の夏モデルが出そろい、にぎわい始めた都心の家電量販店のパソコン売り場。Office 2010の発売と相まって、販売店の期待も大きい。だが、そんな売り場の一角に、周りの活気から取り残された場所がある。ネットブック売り場だ(図1)。各店舗の担当者も、口をそろえて市場の変化を証言する。「ネットブックの売れ行きは悪い。2009年の年末商戦からダメになり、現在の販売台数は前年の半分以下」(ビックカメラ 池袋本店 パソコン館 Windows本体コーナー 主任の杉浦俊博氏)、「2009年の暮れ、Windows 7が出たころから売れ行きが鈍った」(ヨドバシカメラ 新宿西口店 パソコン専門チーム リーダーの川口秀行氏)。

●売り場に以前の勢い見られず
図1 夏モデルが発売され活気づく家電量販店のパソコン売り場だが、ネットブックの前で足を止める客は少ない(ヨドバシカメラ 新宿西口マルチメディア館)。市場の注目は、ネットブックからiPadなどに移っている
[画像のクリックで拡大表示]

 ネットブック市場の変調は、統計からも明らかだ。2008年夏に台湾メーカーが、同年秋以降に国内メーカーがネットブックを相次ぎ投入し、ネットブックを中心とする10.3型未満のミニノート市場は急拡大。「ピーク時の2009年5 月は、店頭販売のノート全体に占める10.3型以下の台数比は30%に達していた」(GfK Japan インフォメーションテクノロジービジネスユニット ビジネス統括マネジャーの岩渕真貴氏)。それが直近の2010年5月は10%にとどまる(図2)。

●Windows 7の発売以降、ネットブックの退潮が顕著に
図2 国内の個人向けパソコン市場における、画面サイズ別の構成比(販売実績を基に推計された市場規模データ、GfK Japan調べ)。ネットブックは2009年秋まで20%超を占めていたが、Windows 7の発売以降は急速に縮小。CULVノートやスタンダードノートに関心が移ったことがうかがえる
[画像のクリックで拡大表示]

 各店舗の担当者が指摘したように、変調の第1の要因はWindows 7だ。「マイクロソフトはネットブック用に機能限定版の『Windows 7 Starter』を用意した。しかし、制約を嫌うユーザーの声に押され、ネットブックでも上位の『Windows 7 Home Premium』搭載機が増え、安さが売りだったネットブックの単価が上昇した」(MM総研 パーソナル・ネットワーク研究グループ アナリストの中村成希氏)。同様に、当初非搭載だったOfficeも標準搭載化が広がり単価を押し上げた。

ここから先はITpro会員(無料)の登録が必要です。

次ページ 追い打ちとなったのが、第2の要因である競合製品の...
  • 1
  • 2
  • 3

あなたにお薦め

連載新着

連載目次を見る

今のおすすめ記事

ITpro SPECIALPR

What’s New!

経営

アプリケーション/DB/ミドルウエア

クラウド

設計/開発

サーバー/ストレージ

ネットワーク/通信サービス

セキュリティ

もっと見る