ネットワークの新常識!

ギガビット対応NASなら外付けHDDより高速

 NAS(network attached storage:ナス)は、ネットワークに直接につながるハードディスクのこと。LANに接続した複数のパソコンでデータを共有できる便利さが認知され、家庭でも職場でも導入するユーザーが増えてきた。

 だが、いざ使ってみると転送速度が遅く、使っていてストレスを感じたユーザーも多いはず。従来は、NASの画像ファイルをプレビューすると数秒待たされるという製品が多かった。NASをバックアップ先にしている場合は、大量のファイルをコピーするのに長い時間がかかった。原因は2つある。ネットワークの転送速度とNASの処理性能だ。

 最近のデスクトップパソコンは大抵、転送速度が1Gbpsと高速なギガビットイーサネット(1000BASE-T)インタフェースを備える。しかし、家庭内LANなどでは今でも100Mbpsの100BASE-TXで接続しているケースが多く、内蔵ハードディスクはもちろん、USB接続(480Mbps)の外付けハードディスクより転送速度はずっと遅い。