エプソンダイレクトが2009年6月3日に発売した「Endeavor NP11-V」は、CPUにAtom 230(1.6GHz)を搭載したネットトップPC。Windows XP Home Edition搭載で直販価格は2万6800円からと、現在販売されていて、一般的に入手できるPCとしてはかなり安い製品だ。
最大の特徴は無線LANルーターのようにも見える超小型のきょう体で、大きさは幅20×奥行き153.5×高さ172.5mm(スタンド無し時)。重さは約790g(スタンド含む)。冷却ファンの無い、いわゆるファンレス仕様となっているため、動作中はかすかにHDDの動作音がする程度。ファンを搭載するネットブックよりも静かに利用できる。
本体の仕様は一般的なネットブックとほぼ同じだ。CPUは前述のAtom 230、メモリーは1GB、2.5インチHDDの容量は160GBとなっている。チップセットはネットブックでよく使われているIntel製の「Intel 945GC」と「ICH7」という組み合わせではなく、SiS(Silicon Integrated Systems)製の「SiS672」と「SiS968」という構成になっている。SiS672は2007年に発表されたチップセットで、「Mirage 3+」というグラフィックス機能を統合している。
CPU | Atom 230(1.6GHz) |
チップセット | SiS672+SiS968 |
メモリー | DDR2-533 1GB(最大1GB) |
HDD | 160GB(Serial ATA) |
光学式ドライブ | 無し |
ネットワーク | LAN(Gigabit Ethernet) |
OS | Windows XP Home Edition SP3 |
電源 | 40W(ACアダプター) |
外形寸法 | 幅20×奥行き153.5×高さ172.5mm |
重量 | 約790g |