Let's noteの春モデルに、80GBのSSD搭載モデルが追加発売された。しかも、高速なことで定評のあるインテル製のSSDを、国内メーカーとして初めて搭載する(2月下旬の発表時点)というから興味津々だ。早速、借りることができたので、徹底レビューしてみよう。

直販の「プレミアムエディション」として登場

 「Let's note W8 CF-W8FWGAJP(フラッシュメモリードライブ搭載モデル)」は、パナソニックのパソコン直販サイト「マイレッツ倶楽部」での限定販売となる。性能や装備を強化した「プレミアムエディション」の1モデルという位置付けで、CPUは店頭モデルよりも高性能なCore 2 Duo SU9400(1.4GHz)でBluetoothも搭載。偶然の事故による破損や盗難にも対応する3年特別保証も無償で付属する。また、ボディーは艶を抑えた高級感ある黒が基調で、若干だが店頭モデルよりも軽く、バッテリー駆動時間も長い。

ブラックボディーが魅力的なマイレッツ倶楽部限定のSSDモデル「Let's note W8 CF-W8FWGAJP(フラッシュメモリードライブ搭載モデル)」。
ブラックボディーが魅力的なマイレッツ倶楽部限定のSSDモデル「Let's note W8 CF-W8FWGAJP(フラッシュメモリードライブ搭載モデル)」。
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 ブラックボディーのLet's note W8をじっくりと見るのは初めてなので、まずは、ボディーの完成度からチェックしていこう。第一印象は、まるでライカの黒ボディーモデルのようだ。黒と言っても最近流行のテカテカ系の黒ではなくて、渋いつや消しの黒なのだ。

 色違いの天板だけを取り替えたカラーバリエーションとは違い、どこもかしこも黒く塗りつぶしたボディーカラーは素晴らしく魅力的だ。

当たり前だが、シルバーモデルとサイズはまったく同等。にもかかわらず、ブラックボディーのほうが薄くスリムに見える。
当たり前だが、シルバーモデルとサイズはまったく同等。にもかかわらず、ブラックボディーのほうが薄くスリムに見える。
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 もちろん、店頭モデルで用意するシルバーの標準モデルと色が違うという意味で、人と違ったパソコンを持てるという魅力がある。だが、実はシルバーモデルよりも、コストを掛けてこだわっている点が散見できるのだ。

 最もわかりやすいのがキーボードだろう。標準モデルのキーボードはボディーとは異なる色のグレーだ。本体より薄い色で樹脂の質感が安っぽい。

 ところが、黒モデルのキーボードはボディー同様の黒で、安っぽさはみじんも感じない。かつ、キーボードの隙間から下地を見ると、標準モデルでは微妙に金属のパーツが見えるのだが、黒モデルはすべて真っ黒だ。

 DVDドライブのふたを開けても、黒であるべきパーツはすべて黒でにそろえられている。本体をひっくり返してもそうだ。ネジまで黒に統一されており、徹底してコストを掛けているのだ。背面のゴム足まで、妥協することなく黒に統一したボディーの質感は絶賛に値する。史上最高のカラーバリエーションと呼んでも過言ではないだろう。また、色が黒なので、かなり分厚いLet's note W8が引き締まって見えるのもうれしい。

キーボードの色に注目! 黒モデルは本体と同様の色で高級感がある。
キーボードの色に注目! 黒モデルは本体と同様の色で高級感がある。
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DVDドライブのふたを開けると驚く! 完ぺきに細部まで黒に統一されているのだ。
DVDドライブのふたを開けると驚く! 完ぺきに細部まで黒に統一されているのだ。
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