マイクロソフトは、米国時間2009年1月26日、次期ブラウザー「Internet Explorer 8(IE8)」の製品候補版(RC1)を公開した。2008年8月の「IE8 ベータ2版」登場から5カ月弱を経て登場したRC1は製品版にほぼ近い機能を持っているバージョン。さっそくインストールして使用感を確かめてみた。

 まずは、ざっとIE8の代表的な新機能をおさらいしておこう。

・文字列を選択すると利用できる機能のメニューが表示される「アクセラレータ
・Webページの一部を切り取って保存できる「Web Slice」(Webページ側の対応が必要)
・Webページからリンクをたどって表示したページのタブを同じ色で表示する「タブグループ
・URLの入力中に、関連しそうなWebページや履歴、RSSフィードの候補を表示する「スマートアドレスバー

 今回の評価ではベータ2版からの差分を中心に取り上げる。IE8の詳しい新機能については「出たばかりのIE8ベータ2、早速使ってみた」、「MS IE8 vs. グーグル Chrome」を是非、参照してほしい。

図1 Internet Explorer 8 RC1(以下RC1)の起動画面。Windows Vista/XPとWindows Server 2003/2008の32ビット版および64ビット版に対応。Windows 7(ベータ版)では利用不可。対応言語は25カ国語
図1 Internet Explorer 8 RC1(以下RC1)の起動画面。Windows Vista/XPとWindows Server 2003/2008の32ビット版および64ビット版に対応。Windows 7(ベータ版)では利用不可。対応言語は25カ国語
[画像のクリックで拡大表示]

 なお、IE8 RC1はマイクロソフトのIE8用サイトからダウンロードできる。ただし、インストールに関しては使用OSやアップデートの内容によって注意がある。特に、Windows XP SP3とIE8ベータ版をインストール済みの人は、そのままRC1をインストールしてしまうと、アンインストールできなくなる場合がある。マイクロソフトの「Windows 開発統括部 Blog」の情報を確認しよう。