Windows 7には、発生したトラブルをチェックして、システム側で解決できる場合は自動的に解決し、それが難しい場合は、ユーザーに対策を提示する機能が用意されている。すべてが解決できるわけではないが、トラブルが発生したときは、試してみるだけの価値はある。
ここでは、Windowsの動作が遅くなったと仮定して、この機能を使ったトラブルシュートの手順を説明しよう。
コントロールパネルを起動したら、「システムとセキュリティ」をクリックする。
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「アクションセンター」の「コンピューターの一般的な問題のトラブルシューティング」をクリックする。
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解決したいトラブルをクリックする。ここでは、「パフォーマンスの問題を確認する」をクリックする。
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パフォーマンスに関するトラブルシューティングが起動したら「次へ」ボタンをクリックする。
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システムがチェックされて、問題解決の方法で表示される。ここでは、スタートアッププログラムに問題があると判断されたので、システム構成の変更を促すメッセージが表示されている(表示される対策はコンピューターの状態によって異なる)。「システム構成を開始します」ボタンをクリックする。
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システム構成ツールが起動するので、不要なツール先頭のチェックボックスをオフにして「OK」ボタンをクリックする。
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再起動を促すメッセージが表示されたら「再起動しないで終了する」ボタンをクリックする。
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元のダイアログボックスに戻ったら「次へ」ボタンをクリックする。
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実行したトラブルシュートの内容が表示される。詳細を見るには「詳細情報の表示」をクリックする。
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チェックした問題と見つかった問題、実行した対策が表示される。確認したら「次へ」ボタンをクリックする。
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「閉じる」ボタンをクリックして作業を終了する。なお、この例ではシステム構成ツールでスタートアップブログラムを変更したので、設定を完了するにはコンピューターを再起動する必要がある。
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以上が、この機能の基本的な使い方だ。表示される対策は、トラブルの内容や原因によって異なるので注意してほしい。その他にも、オーディオやプリンタ、ネットワークのトラブルなどにも使えるので、問題が起きたときは試してみよう。
XPでは……
Windows XPには、同様のツールは用意されていない。