Windows 7に複数のユーザーアカウントを登録し、複数のユーザーで使い分けている場合は、特定のユーザーのパソコン利用時間を制限したり、利用できるアプリケーションを制限したりできる。例えば、親が子供のパソコン使用時間を制限したり、企業が従業員の使用するプログラムを制限したりするときに活用できる。
なお、制限できるのは「管理者ユーザー」が「標準ユーザー」に対してである。「標準ユーザー」は他のユーザーを制限することはできない。また、「管理者ユーザー」が別の「管理者ユーザー」を制限することもできない。その場合は、次のように相手のアカウントの種類を「標準ユーザー」に変更するようにメッセージが表示される。「はい」ボタンをクリックすると、管理者ユーザーを標準ユーザーに変更できる。
この機能で制限できるのは、次の3つである。
- パソコンの使用時間
- ゲーム
- 実行できるプログラム
なお、マイクロソフトが無料で提供している「Windows Live Essentials」)に含まれる「ファミリーセーフティ」をインストールしている場合は、本記事とは異なる画面が表示される。今回は、「ファミリーセーフティ」をインストールしていないWindows 7を前提としている点に注意してほしい。
Windows XPには同様の機能は用意されていない。利用するには、Windows XP用のWindows Live ファミリーセーフティをダウンロードする必要がある。