Windows 7には、速度低下の原因となるハードディスクの断片化を防止するため、ディスクデフラグツールが標準で用意されている。さらに、初期設定では週に1回、デフラグが自動実行される設定となっている。
しかし、定期的にデフラグツールが動いていると、デフラグ実行時に他の作業を行ったときパフォーマンスに影響を受けることになる。まして、それが重要かつ重い処理だったりすると、デフラグを止めてでも仕事を優先させたいだろう。
断片化の状態を確認した上で、ユーザーが手動でデフラグを行うというのも、1つの考え方だ。ディスクデフラグツールの定期的な実行を停止するには、コントロールパネルから次のように設定する。
コントロールパネルを起動したら、「システムとセキュリティ」をクリックする。
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「管理ツール」の「ハードドライブの最適化」をクリックする
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ディスクデフラグツールが起動したら、「スケジュールの構成」ボタンをクリックする
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スケジュールを設定するダイアログボックスが表示されたら「スケジュールに従って実行する」チェックボックスをオフにして「OK」ボタンをクリックする。なお、初期設定では毎週水曜日の午前1時に実行される設定となっている
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元のダイアログボックスに戻り、「最適化はスケジュールされていません」と表示されたことを確認して「閉じる」ボタンをクリックする
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XPでは……
自動実行はされず、手動で実行する。実行する場合は、コントロールパネル(クラシック表示)の「管理ツール」アイコンをダブルクリックし、「コンピュータの管理」アイコンをダブルクリックする。コンピュータの管理ツールが起動したら、左側のツリーで「ディスクデフラグツール」を選択する。なお、「スタート」→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「システムツール」→「ディスクデフラグ」を選択しても、ディスクデフラグツールを起動できる。
Windows XPのディスクデフラグツール。コントロールパネルの「管理ツール」から起動できる。Windows 7のように自動実行はされない
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