他のコンピューターからのリモートデスクトップ接続を許可するには

Professional/Ultimate/Enterpriseのみ

ライター

2011.04.12

　Windows 7には、Windowsが動作している別のコンピューターにネットワークを介してログインして遠隔操作できる「リモートデスクトップ接続」という機能が用意されている。社内ネットワークなどのLAN環境はもちろん、条件さえ整っていれば、インターネットを介して離れた場所にあるコンピューターにログインすることも可能だ。

　ただし、Windows 7の「Home Premium」と「Basic」は、接続される側（ホスト）にはなれないという制限がある。一方、すべてのエディションは、接続する側（クライアント）になれる。

Windows 7のエディションとリモートデスクトップのホスト／クライアントの関係

エディション	接続される側（ホスト）	接続する側（クライアント）
Enterprise	○	○
Ultimate	○	○
Professional	○	○
Home Premium	×	○
Basic	×	○

○……なれる　×……なれない

　リモートデスクトップを利用するには、接続される側（ホスト）で、接続を許可する設定をしておく必要がある。手順は次の通りだ。なお、この設定ができるのはEnterprise/Ultimate/Professionalだけだ（Home PremiumとBasicでは項目が用意されていない）。

コントロールパネルを起動したら、「システムとセキュリティ」をクリックする

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「システム」の「リモートアクセスの許可」をクリックする

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「システムのプロパティ」ダイアログボックスの「リモート」タブが表示されたら、「リモートデスクトップ」の項目を設定して「OK」ボタンをクリックする。「ユーザーの選択」ボタンをクリックして、接続できるユーザーを指定することもできる。なお、管理者アカウントでかつパスワードを設定しているユーザーは、特に選択しなくてもリモートデスクトップで接続できる

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　「リモートデスクトップ」で選択できるの項目は次の3つである。

リモートデスクトップの設定

このコンピューターへの接続を許可しない	リモートデスクトップ接続を無効にする。このコンピュータにリモートデスクトップで接続することはできなくなる。
リモートデスクトップを実行しているコンピューターからの接続を許可する	次項の「ネットワークレベル認証」に未対応のコンピュータからのリモートデスクトップ接続も許可する。セキュリティは少し低下する。
ネットワークレベル認証でリモートデスクトップを実行しているコンピューターからのみ接続を許可する	「ネットワークレベル認証」という認証方法に対応しているコンピューターからのリモートデスクトップ接続だけを許可する。Windows 7とWindows Vistaはネットワークレベル認証に対応している。Windows XP はService Pack 3で「ネットワークレベル認証」に対応したが初期設定では無効になっている（有効にするにはレジストリの変更が必要）。

XPでは……

　Windows XPでは、コントロールパネル（クラシック表示）の「システム」アイコンをダブルクリックして「システムのプロパティ」ダイアログボックスを開き、「リモート」タブで設定できる。