インターネットあるいは社内のネットワークを利用するためには、各コンピューターに「IPアドレス」と呼ばれる番号が割り当てられている必要がある。IPアドレスはコンピューターの住所に相当し、「192.168.11.1」のようなピリオドで区切られた4つの数値の組み合わせで構成される。

 ネットワーク上では、コンピューターはお互いのIPアドレスを使ってデータをやり取りする。このため、同じネットワーク内では、各コンピューターに固有のIPアドレスが割り当てられる必要がある。

 通常は、IPアドレスは「ルーター」という機器によって自動的に割り当てられるが、何らかのトラブルでIPアドレスが割り当てられないとネットワークが利用できない。このため、ネットワークトラブルが発生したとき、自分のコンピューターに正しいIPアドレスが割り当てられているかどうかを確認することは、トラブルシューティングの基本となる。

 また、Windowsの機能である「リモートデスクトップ接続」を利用する際にも、接続先コンピュータのIPアドレスを確認しなければならない場合がある。

 コントロールパネルのネットワークと共有センターを利用すると、自分のコンピュータに割り当てられているIPアドレスを簡単に調べることが可能だ。手順は次のとおりである。

コントロールパネルを起動したら、「ネットワークとインターネット」の「ネットワークの状態とタスクの表示」をクリックする
コントロールパネルを起動したら、「ネットワークとインターネット」の「ネットワークの状態とタスクの表示」をクリックする
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ネットワークと共有センターのウインドウが表示されたら、「接続」の横にある「ローカルエリア接続」の文字をクリックする。文字の内容は、接続形態によって異なる。例えば、無線LANで接続しているなら「ワイヤレスネットワーク(アクセスポイント名)」と表示される
ネットワークと共有センターのウインドウが表示されたら、「接続」の横にある「ローカルエリア接続」の文字をクリックする。文字の内容は、接続形態によって異なる。例えば、無線LANで接続しているなら「ワイヤレスネットワーク(アクセスポイント名)」と表示される
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ネットワークの状態を表示するダイアログボックスが表示されたら、「詳細」ボタンをクリックする
ネットワークの状態を表示するダイアログボックスが表示されたら、「詳細」ボタンをクリックする
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ネットワークの詳細情報が表示される。通常は「IPv4アドレス」の項目にあるのがコンピューターに割り当てられているIPアドレスである。なお、サブネットマスクやデフォルトゲートウエイなどの情報も表示される
ネットワークの詳細情報が表示される。通常は「IPv4アドレス」の項目にあるのがコンピューターに割り当てられているIPアドレスである。なお、サブネットマスクやデフォルトゲートウエイなどの情報も表示される
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 なお、IPアドレスはコマンドプロンプトで「ipconfig」と入力して[Enter]キーを押しても調べられる。コマンドプロンプトは、「スタート」ボタン→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「コマンドプロンプト」で起動できる。

XPでは……

 コントロールパネル(クラシック表示)の「ネットワーク接続」アイコンをダブルクリックし、ネットワーク接続のアイコンを表示する。アイコンをダブルクリックしてダイアログボックスを開き、「サポート」タブに切り替えるとIPアドレスが確認できる。

ネットワーク接続のアイコンをダブルクリックし、「サポート」タブに切り替えるとIPアドレスが確認できる
ネットワーク接続のアイコンをダブルクリックし、「サポート」タブに切り替えるとIPアドレスが確認できる
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