前回は、ユーザーアカウントを追加する方法を説明した。今回は、ユーザーアカウントにパスワードを設定する方法を紹介するが、その前に、ユーザーアカウントに関わる操作とアカウントの種類の関係を表にまとめたので、参考にしてほしい。

アカウントの種類によるユーザーアカウントに関わる操作の可否
操作対象管理者アカウント標準アカウントGuestアカウント
アカウントの作成××
アカウントの削除××
アカウントのパスワード設定自分×
自分以外××
アカウントのパスワード変更自分×
自分以外××
アカウントのパスワード削除自分×
自分以外××
アカウントの種類の変更自分×
自分以外××
アカウント名の変更自分×
自分以外××
アカウント画像の変更自分×
自分以外××

 この表を見ると、管理者アカウントはすべての操作が可能で、Guestアカウントはすべての操作が不可。そして、標準アカウントは、アカウントの追加・削除が不可で、自分のアカウントについてはすべての操作が可能であることが分かる。

 また、不可能な操作を実行しようとすると、管理者アカウントのパスワードが要求される仕組みとなっている。

 では、ここからは自分のユーザーアカウントにパスワードを設定する方法を説明しよう。設定したパスワードはログイン時やスクリーンセーバーのロックを解除するとき必要となる。自分のパソコンを勝手に使われるのを防ぎたいなら、パスワードを設定しておくことをおすすめする。

コントロールパネルを起動したら、「ユーザーアカウントと家族のための安全設定」をクリックする
コントロールパネルを起動したら、「ユーザーアカウントと家族のための安全設定」をクリックする
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「ユーザーアカウント」にある「Windowsパスワードの変更」をクリックする
「ユーザーアカウント」にある「Windowsパスワードの変更」をクリックする
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「ユーザーアカウントの変更」にある「アカウントのパスワードの作成」をクリックする
「ユーザーアカウントの変更」にある「アカウントのパスワードの作成」をクリックする
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「新しいパスワード」と「新しいパスワードの確認」の2カ所に同じパスワードを入力する
「新しいパスワード」と「新しいパスワードの確認」の2カ所に同じパスワードを入力する
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入力したら「パスワードの作成」ボタンをクリックする。「パスワードのヒントの入力」には、パスワードを忘れたとき、思い出すためのヒントを入力しておける。ただし、ヒントは誰もが見ることができるので、自分以外にはパスワードを推測できないヒントにしておく必要がある。不要であれば入力する必要はない
入力したら「パスワードの作成」ボタンをクリックする。「パスワードのヒントの入力」には、パスワードを忘れたとき、思い出すためのヒントを入力しておける。ただし、ヒントは誰もが見ることができるので、自分以外にはパスワードを推測できないヒントにしておく必要がある。不要であれば入力する必要はない
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パスワードが設定されて、ユーザーアカウントのアイコンの下に「パスワード保護」と表示される。次回のWindowsログイン時には、設定したパスワードが必要となる
パスワードが設定されて、ユーザーアカウントのアイコンの下に「パスワード保護」と表示される。次回のWindowsログイン時には、設定したパスワードが必要となる
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XPでは……

 コントロールパネル(クラシック表示)の「ユーザーアカウント」アイコンをダブルクリックして「ユーザーアカウント」の画面を表示したら、「パスワードを作成する」をクリックする。表示されたダイアログボックスでパスワードを入力して「パスワードの作成」ボタンをクリックする。

「ユーザーアカウント」画面で「パスワードを作成する」をクリックし、表示されたダイアログボックスでパスワードを設定する。
「ユーザーアカウント」画面で「パスワードを作成する」をクリックし、表示されたダイアログボックスでパスワードを設定する。
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