Windows 7には、コンピュータの性能を計測する機能が用意されている。具体的には、CPU、メモリー、グラフィックス、ゲーム用グラフィックス、ハードディスクの5項目について、1.0~7.9の数値で性能が計測・表示される(数値が大きいほど高性能)。数値を確認するには、次のように操作する。

コントロールパネルを起動したら、「システムとセキュリティ」をクリックする
コントロールパネルを起動したら、「システムとセキュリティ」をクリックする
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「システム」にある「Windows エクスペリエンスインデックスの確認」をクリックする
「システム」にある「Windows エクスペリエンスインデックスの確認」をクリックする
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5つの項目ごとに数値(サブスコア)が表示される。そのうち最も低い数値が基本スコアとして表示される。基本スコアの目安については表1を参照
5つの項目ごとに数値(サブスコア)が表示される。そのうち最も低い数値が基本スコアとして表示される。基本スコアの目安については表1を参照
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 右下の「評価を再実行」をクリックすれば、再度、測定することもできる。表示されている数値に違和感を覚えたとき試してみるとよいだろう。また、一度も計測していない場合は、画面に「このコンピューターの評価」ボタンが表示され、ハードウエアの増設などでハードウエア環境が変化した場合は「今すぐ最新の情報に更新」ボタンが表示される。これらのボタンをクリックすれば、計測が実行される。

 なお、バッテリーで動作している場合、ディスクの空きが足りない場合、ディスプレイドライバーが古い場合には、正確に計測できない可能性があるので注意したい。

「評価を再実行」をクリックすると、計測が実行される
「評価を再実行」をクリックすると、計測が実行される
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【表1】基本スコアの目安
2.0Officeなどのプログラム実行、インターネット検索など、一般的な作業には十分な性能を備えている。ただし、Windows Aeroやマルチメディアの実現には性能が不足している。
3.0Windows AeroとWindows 7の多くの機能を基本レベルで実行できる。ただし、Windows 7の拡張機能の一部については、性能が十分でない場合がある。例えば、複数モニターでのテーマの実行、高精細テレビ (HDTV) のコンテンツを適切に再生できない場合がある。
4.0~5.0Windows 7の新機能を実行できる。また、複数のプログラムの同時実行も問題なく実行できる。
6.0~高速なハードディスクが備わっていてマルチプレーヤーや3Dゲーム、HDTV コンテンツの録画や再生など、グラフィックを多用するプログラムも問題なく実行できる。

XPでは……

 Windows XPには、コンピューターの性能を計測・表示する同様の機能は用意されていない。