AI辞書トレーナーの機能などによって単語を抽出して登録したあと、元のユーザー辞書に戻したいときの操作方法を解説する。現在の辞書を削除し、バックアップファイルとして残っている前の辞書の拡張子を辞書形式に変更し、ひと世代前の辞書に戻すという方法だ。

 ATOKパレットの「メニュー」をクリックし、「プロパティ(環境設定)」をクリックする(図1)。

図1 プロパティを選択
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 「辞書・学習」タブの「詳細設定」をクリックする(図2)。

図2 「詳細設定」をクリック
図2 「詳細設定」をクリック
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 「ユーザー辞書設定」の「ユーザー辞書」に設定されている辞書名を確認し、「参照」をクリックする(図3)。

図3 辞書名を覚えて「参照」をクリック
図3 辞書名を覚えて「参照」をクリック

 設定されていた辞書を選択して右クリックし、「削除」を選択する(図4)。

図4 辞書を削除
図4 辞書を削除
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 「ファイルの種類」の右端の▼をクリックして「すべてのファイル」を選択し、ひと世代前の辞書(.$IC)を選択する。右クリックして「名前の変更」を選択し、拡張子を「*.DIC」に変更して[Enter]キーを押す(図5)。

図5 名前を*.DICに変更する
図5 名前を*.DICに変更する
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 「拡張子を変更すると、…」というダイアログが表示されるので「はい」をクリックする。「ファイル名」のところの拡張子が「*.DIC」になっていることを確認して「開く」をクリックする(図6)

図6 *.DICに変更した辞書が設定されていることを確認
図6 *.DICに変更した辞書が設定されていることを確認
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 詳細設定とプロパティダイアログを「OK」で閉じる。試しに元に戻す前の辞書に登録した単語を入力してみれば、変換候補に表れないことで前の辞書に戻ったことが分かる(図7)。

図7 以前登録された「カコミ」というカタカナ語は出てこない
図7 以前登録された「カコミ」というカタカナ語は出てこない
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