マウスポインターの移動速度は、Windowsの操作感に大きな影響を与える。速すぎるとボタンやアイコンをうまくクリックできなかったり、ダイアログボックスの設定が困難になったりする。逆に遅すぎると、目的の位置まで移動するためにマウスを何回も動かすことになり、ストレスの元になる。

 ただし、速い/遅いの感覚は人によって異なるので、ユーザーそれぞれが自分に最適な設定をしておくことが重要だ。少しでも「速すぎる」「遅すぎる」と感じるようなら、調整することをおすすめする。設定は次の通りだ。

コントロールパネルの「ハードウェアとサウンド」をクリックする
コントロールパネルの「ハードウェアとサウンド」をクリックする
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「デバイスとプリンター」の「マウス」をクリックする
「デバイスとプリンター」の「マウス」をクリックする
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「マウスのプロパティ」ダイアログボックスが表示されたら、「ポインターオプション」タブに切り替えて、「ポインターの速度を選択する」のスライダーをドラッグして速度を変更する。ドラッグすると、すぐに速度が変化する。設定したら「OK」ボタンをクリックする
「マウスのプロパティ」ダイアログボックスが表示されたら、「ポインターオプション」タブに切り替えて、「ポインターの速度を選択する」のスライダーをドラッグして速度を変更する。ドラッグすると、すぐに速度が変化する。設定したら「OK」ボタンをクリックする
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 なお、「ポインターの精度を高める」チェックボックスをオンにすると、マウスをゆっくり動かした場合はマウスポインターとマウスの速度の比率が低くなり、速く動かすとマウスポインターとマウスの速度の比率が高くなる。ゆっくり動かすとゆっくり、速く動かすと速くなるため操作は楽になる。オフにすると、マウスポインターとマウスの速度の比率は一定となるので、移動速度は変わらない。操作感覚がかなり変化するので、実際に試して「ポインターの精度を高める」のオン/オフを決めるとよいだろう。

XPでは……

 コントロールパネル(クラシック表示)の「マウス」アイコンをダブルクリックして「マウスのプロパティ」ダイアログボックスを開く。「ポインタオプション」タブに切り替えて、「速度」のスライダーで速度を調整する。

「マウスのプロパティ」ダイアログボックスの「ポインタオプション」タブでマウスの速度を調整する
「マウスのプロパティ」ダイアログボックスの「ポインタオプション」タブでマウスの速度を調整する
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