かな入力で[Shift]キーの押し忘れなどの自動修復をしないようにする
■対応バージョン:MS-IME/MS-IME2007
MS-IME/MS-IME 2007の初期設定では、かな入力ユーザーの次のような操作ミスが自動的に修正される。
「゛」と「゜」の押し間違い
例:ばそこん→パソコン
例:かっば→カッパ
[Shift]キーの押し間違い
例:さきはいそぐ→先を急ぐ
例:きゅぅしゅうちほう→九州地方
この機能によって、かな入力ユーザーのほとんどが恩恵を受けているはずたが、入力する文章によっては、機能を無効にしたい場合もあるだろう。例えば、入力ミスの例文を作っているのに、そのたびに正しく修正されてしまうと、かえって効率が悪い。機能を無効にする手順は、次の通りである(MS-IME/MS-IME 2007ともに共通)。
言語バーの「ツール」ボタンをクリックしてメニューを開き、「プロパティ」をクリックする
プロパティのダイアログボックスが表示されたら、「オートコレクト」タブに切り替えて、「入力オートコレクト」の『「゛」と「゜」の修正(かな入力時)』と『Shiftの押し間違えを修正(かな入力時)』の2つのチェックボックスをオフにして「OK」ボタンをクリックする。
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設定は以上である。設定のオン/オフによる変換結果の違いは、次の通りである。
『「゛」と「゜」の修正(かな入力時)』がオンの場合:「ばそこん」→「パソコン」に変換される
『Shiftの押し間違えを修正(かな入力時)』がオンの場合:「きゅぅしゅうちほう」→「九州地方」に変換される
『「゛」と「゜」の修正(かな入力時)』がオフの場合:「ばそこん」は「パソコン」には変換されない
『Shiftの押し間違えを修正(かな入力時)』がオフの場合:「きゅぅしゅうちほう」は「九州地方」には変換されない