Windowsのこの操作は

 Windows XPやVistaでは、過去の状態を復元ポイントという形で記憶している。パソコンを以前の状態に戻したい時に使う機能だ。

 ただ、10日前に状態に戻したからといって、その間に作成したファイルが削除されるわけではない。逆にいうと、間違って削除したファイルが戻るわけでもない。

 具体的にいうと、システムの復元ポイントで保存されるのは、レジストリ設定やシステムDLL、プログラムのインストール情報などだ。これらのファイルが新しく作成されたり、変更されたりすると、オリジナルファイルがまとめてバックアップされる。パソコンを以前の状態に戻すとは、これらのファイルを復活させる、ということだ。

 したがって、インストールしたアプリケーションなどはファイルが残っていても使えなくなる。再インストールが必要だ。また、Windows UpdateやMicrosoft Updateもやり直す必要がある。

 復元ポイントはハードディスクの空き容量(最大で全体の12%)がある限り、24時間ごとに自動的に行われる。

スタートメニュー→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「システムツール」→「システムの復元」をクリックで、ウィザードが起動する。最初に「復元ポイントの作成」か「コンピュータを以前の状態に復元するか」を選んで、次に進む。
スタートメニュー→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「システムツール」→「システムの復元」をクリックで、ウィザードが起動する。最初に「復元ポイントの作成」か「コンピュータを以前の状態に復元するか」を選んで、次に進む。
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復元ポイントはカレンダーから選ぶ。ある周辺機器を利用し始めてから調子が悪くなったとすれば、それより前の日にちの復元ポイントを選ぶ。復元はパソコンをシャットダウンして行われるので、作業中のソフトはいったんすべて終了する。
復元ポイントはカレンダーから選ぶ。ある周辺機器を利用し始めてから調子が悪くなったとすれば、それより前の日にちの復元ポイントを選ぶ。復元はパソコンをシャットダウンして行われるので、作業中のソフトはいったんすべて終了する。
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