MS-IME/MS-IME2007ともに、括弧などの記号を自動的に半角や全角に変換することができる。社内表記等で半角/全角が決まっている記号がある場合は、あらかじめ設定しておくとミスを防ぐことができる。ここでは、MS-IME 2007での設定方法を説明しよう(MS-IMEも設定方法は同じ)。

言語バーの「ツール」ボタンをクリックしてメニューを開き、「プロパティ」をクリックする
言語バーの「ツール」ボタンをクリックしてメニューを開き、「プロパティ」をクリックする
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プロパティのダイアログボックスが表示されたら、「オートコレクト」タブの「全角/半角」で、全角/半角を指定したい記号を選択する。なお、先頭に「+」記号が表示されている項目は、クリックすることで1つ1つの記号ごとに設定することも可能である。選択したら、次の4つのいずれかを指定して「OK」ボタンをクリックする。(1)「変換しない」……入力したとき全角なら全角、半角なら変換のままとする。(2) 「常に全角に変換」……常に全角に変換する。(3)「常に半角に変換」……常に半角に変換する。(4)「前回の変換結果に従う」……前回の変換結果が半角なら半角、全角なら全角に変換する。
プロパティのダイアログボックスが表示されたら、「オートコレクト」タブの「全角/半角」で、全角/半角を指定したい記号を選択する。なお、先頭に「+」記号が表示されている項目は、クリックすることで1つ1つの記号ごとに設定することも可能である。選択したら、次の4つのいずれかを指定して「OK」ボタンをクリックする。(1)「変換しない」……入力したとき全角なら全角、半角なら変換のままとする。(2) 「常に全角に変換」……常に全角に変換する。(3)「常に半角に変換」……常に半角に変換する。(4)「前回の変換結果に従う」……前回の変換結果が半角なら半角、全角なら全角に変換する。
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 以下は、かぎ括弧の 「」に「常に半角に変換」を指定した例と「常に全角に変換」を指定した例である。

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かぎ括弧の「」に「常に半角に変換」を指定した。変換操作によってかぎ括弧が半角に変換される
かぎ括弧の「」に「常に半角に変換」を指定した。変換操作によってかぎ括弧が半角に変換される
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かぎ括弧の「」に「常に全角に変換」を指定した。変換操作によって全角になっているが、入力時にも全角なので変化はない
かぎ括弧の「」に「常に全角に変換」を指定した。変換操作によって全角になっているが、入力時にも全角なので変化はない
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 なお、この機能は、あくまで変換キーによる変換結果を指定するもので、全角や半角の記号しか入力できなくなるというわけではない。