みんなに見てもらいたいけれど、勝手に内容を書き換えられては困る。そんな文書がある場合は、ファイルに書き込み許可のパスワードを設定しよう。パスワードを入力しないと文書は読み取り専用になり、上書き保存ができなくなる。設定は、「名前を付けて保存」ダイアログボックスから行う。

図1 「Office」ボタンから「名前を付けて保存」を選択する。「名前を付けて保存」ダイアログボックスが開いたら、「ツール」ボタンをクリックして「全般オプション」を選択する
図1 「Office」ボタンから「名前を付けて保存」を選択する。「名前を付けて保存」ダイアログボックスが開いたら、「ツール」ボタンをクリックして「全般オプション」を選択する
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図2 「書き込みパスワード」にパスワードを入力する。パスワードの文字は*で表示される
図2 「書き込みパスワード」にパスワードを入力する。パスワードの文字は*で表示される
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図3 確認のため、もう一度同じパスワードを入力する。パスワードは忘れないようにメモしておこう
図3 確認のため、もう一度同じパスワードを入力する。パスワードは忘れないようにメモしておこう

 後はファイル名を付けて、保存の操作をすればよい。文書ファイルを開くときには、パスワード入力のダイアログボックスが表示される。パスワードを入力すれば、文書の修正や上書き保存が許可される。

図4 文書を開くときには、パスワードを入力するように促される。パスワードを知らない人は、「読み取り専用」ボタンをクリックして文書を開く
図4 文書を開くときには、パスワードを入力するように促される。パスワードを知らない人は、「読み取り専用」ボタンをクリックして文書を開く

 なお、読み取り専用で開いた文書でも修正は可能。ただし、上書き保存はできなくなる。他人が内容を書き換えてしまっても、別の名前で保存するしかないので、元のファイルは安泰だ。