「ニューヨーク」や「コンピュータ」といった一般的なカタカナ言葉は、読みを入力してスペースキーを押せば問題なく変換できる。しかし、専門的な言葉や商品名などの固有名詞になると、そうはいかない。例えば、「さいぼうず」と入力してスペースキーを押しても「サイボウズ」には変換してくれない(「細胞図」と変換されるはずだ。ちなみに「サイボウズ」はITの世界では有名なグループウエアメーカーである)。

 このような場合は、ファンクションキーの[F7]キーを使って強制的にカタカナに変換してしまおう。たとえば、「さいぼうず」→「サイボウズ」とするなら、次のようになる。

「さいぼうず」と入力する
「さいぼうず」と入力する

[F7]キーを押してカタカナの「サイボウズ」に変換する
[F7]キーを押してカタカナの「サイボウズ」に変換する

[Enter]キーで確定する
[Enter]キーで確定する

 もう1つ覚えておきたいのは、この方法でカタカナに変換・確定すると、その言葉が自動的に学習されるということだ。学習されると、次回からは「さいぼうず」と入力してスペースキーを押すだけで「サイボウズ」に変換できる。このように、自動的に学習された単語のことを「学習単語」と呼ぶ。

 なお、読みを入力したあとのファンクションキーの機能をまとめると、次のようになる。必要に応じて使い分けよう。

[F6]……ひらがな変換
[F7]……全角カタカナ変換
[F8]……半角カタカナ変換
[F9]……全角英数変換
[F10]……半角英数変換