(1)が-1になるのはExcelの入力に関する仕様だ。最近のヘルプでは見つけにくいが、Excelの昔のヘルプには次のように記載されていた。

・負の値を入力する場合は、数値の前にマイナス記号 (-) を付けるか、または数値をかっこ( )で囲みます。(ヘルプより抜粋)

 一般的にはあまり使われないが、マイナスの数値を括弧で囲って表すこともある。「セルの書式設定」ダイアログボックスの「表示形式」タブを開き「分類」リストボックスで「数値」を選択してみよう。右側の「負の数の表示形式」では先頭の2つが括弧で囲まれた形式になっている。

図1 マイナスの数値を括弧で囲む場合もある
図1 マイナスの数値を括弧で囲む場合もある

 セルに(1)と入力するときは、あらかじめセルの表示形式を「文字列」に指定しておくか、「'(1)」と先頭にシングルコーテーションを付けて入力しよう。