他人に見せたくないデータがある。たとえば、見積書の作成に必要な単価表などのデータだ。見せたくはないけど見積書の作成には必要。だからブック内にデータを書き込んでおかなければならない。でも、他人には見られたくない…。そんなときは、ワークシートを隠してしまうといいだろう。
ワークシートを隠すには「ホーム」タブ「セル」グループの「書式」ボタンをクリックして「非表示/再表示」をポイントする。表示されるメニューの「シートを表示しない」をクリックすればアクティブシートのシート見出しが非表示になる。非表示にしたいシートのタブの上で右ボタンメニューから「非表示」を選んでもよい。
非表示にしたワークシートでも、計算式などで普通に参照できるので安心していい。非表示にしたワークシートを再び表示するには、非表示にしたのと同じ「ホーム」→「セル」→「書式」→「非表示/再表示」をポイントして「シートの再表示」をクリックする。シートのタブの上で右ボタンメニューを表示し、「再表示」を選んでもよい。
表示される「再表示」ダイアログボックスで再表示させたいワークシートを選択して「OK」ボタンをクリックすれば、非表示にしたワークシートを再表示できる。なお、「シートの再表示」コマンドは、非表示のワークシートがないと実行できない。
「そんな簡単に再表示されては困る」という人もいるだろう。もっともだ。それなら、非表示の解除にパスワードを設定しておこう。隠したいワークシートを非表示にしたら、「校閲」タブ「変更」グループにある「ブックの保護」ボタンをクリックして「シート構成とウィンドウの保護」をクリックしよう。
ブックを保護すると、非表示にしたワークシートを再表示できなくなる。ワークシートを再表示にするにはブックの保護を解除しなくてはならず、それにはパスワードが必要になる。
これで、ワークシートの再表示コマンドは実行できなくなる。
ブックの保護を解除するには、「校閲」タブ「変更」グループの「ブックの保護」ボタンをクリックして、チェックの付いている「シート構成とウィンドウの保護」をクリックしよう。
解除のためのパスワードを設定した場合はパスワードを入力する。