MS-IME/MS-IME2007ともに、読みを入力したあと、漢字仮名交じり文に変換する。このため、読みが分からない言葉を入力するときは、別の手段を考える必要がある。その1つが部首だ。特に、読みが分からない人名や地名を入力しなければならないとき、部首を手がかりに漢字を検索して入力するとよい。

 漢字を部首で検索するには、IMEパッドというツールを利用する。IMEパッドを単独で起動して検索することもできるが、ここではWord上で部首名を入力後、[F5]キーでIMEパッドを起動し、検索する操作を紹介しよう。操作方法はMS-IME/MS-IME 2007ともに共通である。

部首名を入力する。ここでは「けものへん」と入力した
部首名を入力する。ここでは「けものへん」と入力した

部首名が未確定の状態で[F5]キーを押すとIMEパッドが起動し、部首が「けものへん」である漢字が一覧表示される。なお、入力した「けものへん」は、このタイミングで自動的に削除される
部首名が未確定の状態で[F5]キーを押すとIMEパッドが起動し、部首が「けものへん」である漢字が一覧表示される。なお、入力した「けものへん」は、このタイミングで自動的に削除される
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目的の漢字をクリックするとカーソル位置に挿入される。作業が終わったら、右上の[閉じる]ボタンをクリックしてIMEパッドを閉じる
目的の漢字をクリックするとカーソル位置に挿入される。作業が終わったら、右上の[閉じる]ボタンをクリックしてIMEパッドを閉じる
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 なお、キー割付の違いが原因でアプリケーションによっては[F5]キーでIMEパッドが起動しない場合もある。その場合は、言語バーの[ツール]ボタンをクリックし、メニューの[IMEパッド]を選択すれば、IMEパッドを起動することができる。