前回の「予測入力で入力の手間を省く」で紹介した予測入力は、その動作を変更することができる。具体的には、機能そのもののオン/オフ、ツールチップを表示するタイミング、および履歴の記録方法をカスタマイズできる。手順は次の通りだ。
[予測入力]タブの設定項目
◆[設定] |
[予測入力を使用する]のオン/オフで機能の有効/無効を切り替える。 |
◆[入力履歴] |
[メモリ保存する]を指定すると入力の履歴がメモリに保存される。このため、コンピュータを再起動すると入力の履歴は失われる。[ファイルに保存する]を指定するとファイルに保存されるため、コンピュータを再起動しても、前回と同じ入力履歴が使用できる。なお、[入力履歴の消去]ボタンをクリックすると、入力の履歴をすぐに削除できる。 |
◆[ヒント表示] |
[表示位置]ではツールチップを表示する位置を指定できる。[未確定文字列の長さ]では、読みを何文字入力したタイミングでツールチップを表示するかを指定できる。 |
特に[入力履歴]の設定には注意したい。予測入力の候補として、つねに同じ言葉が表示された方がよい場合は、[ファイルに保存する]がお薦めだ。
一方、入力履歴を他人に見られたくない場合は、コンピュータ使用後に[入力履歴の消去]ボタンをクリックして履歴を削除したり、[メモリ保存する]を指定して、次回の起動時に履歴が引き継がれないようにすればよいだろう。