前回の「予測入力で入力の手間を省く」で紹介した予測入力は、その動作を変更することができる。具体的には、機能そのもののオン/オフ、ツールチップを表示するタイミング、および履歴の記録方法をカスタマイズできる。手順は次の通りだ。

言語バーの[ツール]ボタンをクリックしてメニューを開いたら、[プロパティ]を選択する。[Microsoft Office IME 2007のプロパティ]ダイアログボックスが開く
言語バーの[ツール]ボタンをクリックしてメニューを開いたら、[プロパティ]を選択する。[Microsoft Office IME 2007のプロパティ]ダイアログボックスが開く
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[予測入力]タブで各項目を設定し、[OK]ボタンをクリックする。用意されている項目は次の通りだ
[予測入力]タブで各項目を設定し、[OK]ボタンをクリックする。用意されている項目は次の通りだ
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[予測入力]タブの設定項目

◆[設定]
[予測入力を使用する]のオン/オフで機能の有効/無効を切り替える。
◆[入力履歴]
[メモリ保存する]を指定すると入力の履歴がメモリに保存される。このため、コンピュータを再起動すると入力の履歴は失われる。[ファイルに保存する]を指定するとファイルに保存されるため、コンピュータを再起動しても、前回と同じ入力履歴が使用できる。なお、[入力履歴の消去]ボタンをクリックすると、入力の履歴をすぐに削除できる。
◆[ヒント表示]
[表示位置]ではツールチップを表示する位置を指定できる。[未確定文字列の長さ]では、読みを何文字入力したタイミングでツールチップを表示するかを指定できる。

 特に[入力履歴]の設定には注意したい。予測入力の候補として、つねに同じ言葉が表示された方がよい場合は、[ファイルに保存する]がお薦めだ。

 一方、入力履歴を他人に見られたくない場合は、コンピュータ使用後に[入力履歴の消去]ボタンをクリックして履歴を削除したり、[メモリ保存する]を指定して、次回の起動時に履歴が引き継がれないようにすればよいだろう。